140字ss第16回
第16回 2018年4月26日
FE聖戦より アルヴィス×アゼル(BL・近親)『なんで、わたしだけ』
「燃える氷」
すう、と深呼吸をして、恐る恐るドアを二度ノックする。「アルヴィス兄様」「入りなさい、アゼル」間も無く返事がした。虫の居所が良い…いや、良く「した」のかもしれない。「あの、算術で少しわからないところが」「勿論教えてあげるさ。」本から視線を上げたなら、ピエロの微笑みが待っているのだ。(140字)
アルヴィスさんの病的な執着っぷりを妄想で広げた結果がこちらです。
勝手な持論なのですが、こういう話を書くときは
「禁忌(タブー)は美しく、魅力的に見える。そこに接近するほど背徳感、それによる幸福は増加してゆく。しかし、その頂点に触れたとき、それらは一気に失われてしまう」
という一定のセオリーを持って書いております。ジェットコースターみたいなもんです。カップルがそのうち冷めていくのに似てる(?)(byとべないインコ〜)
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